好きな漫画がアニメ化される話
今日は嬉しいニュースがあった。
彼方のアストラアニメ化です!
— 篠原健太 (@kentashinohara_) 2019年2月5日
監督:安藤正臣
シリーズ構成:海法紀光
キャラクターデザイン:黒澤桂子
アニメーション制作:Lerche
製作:彼方のアストラ製作委員会 pic.twitter.com/vHbw3cO1Jz
彼方のアストラがアニメ化!される!アニメは見るたちではないのだけど、これは見られたら見たい。(願望)
私の周りには全くと言っていいほど篠原先生の作品を読んでいる人がいないんだけど、私はSKET DANCEの読み切り時代からずっと大好きなのだ。
めちゃくちゃ地味なので、アニメ化されたときもめちゃくちゃ地味だな〜〜!って感じだったんだけど、昔から好きだったのですごく嬉しかった。
私とスケダンの出会いは、中三の受験期に入るちょっと前だったと思う。週刊と間違えてVジャンを買う、みたいなオカンあるあるを自分でかましたときに、たまたま読み切りで載っていたスケダンを読んだのが最初だった。叙述トリックが巧みで結構面白かったので、印象に残ったのを覚えている。
しばらくして、週刊の表紙でまたスケダンを見かけたときはめちゃくちゃビックリした。連載も出来る限り本誌で追ってたな〜〜。懐かしい。
月並みではあるんだけど、funny bunnyの回が一番好きだった。ちょうど受験期に入ろうというときで、私はあんまり頭が良くなかったのでずっと不安だったんだけど、「君の夢が叶うのは 誰かのおかげじゃないぜ」ってボッスンが歌ってくれたことにどれだけ救われたか。どれだけ背中を押されたことか。他にも大好きな話はたくさんあるけど、あれだけはタイミングも相まって自分の中で特別素敵な話として記憶している。アニメになったとき全く知らん公募バンドみたいのに歌唱シーンを差し替えられたときに怒り狂ったほどには、好きな話だった。
大人になるにつれて読まなくなって、持っていた漫画はほとんど売ってしまった。でもスケダンだけは私の本棚の一番いいとこにずっと置いてある。
まあ、いろんなジャンルを経て今思うこととしては、スケダン舞台化してほし〜〜。ぜって〜〜無理だけど。やることないし。でも若手俳優が演じるボッスン、ちょっと見たいじゃない。
キャストはスイッチがハンサムなら誰でもいい。スイッチが好き。(メガネをかけている秀才だから)
まあ、そんなこんなでずっと地味に応援している篠原先生の二回目のアニメ化、とても楽しみにしている。
私は篠原先生が物語を作るとき、「その後」がきちんと描かれてくるところが大好きなんだけど、彼方のアストラも最終回のその先まで面白いので是非読んで欲しいと思う。
篠原先生の描く話って、芥川龍之介に通じるところがあると思っていて。話の感じとかじゃなくて、頭のいい人特有の「予定調和」があるところがそれに似ていると思うのだ。起こる事件はすべて決められた終わりのために生み出されたもので、それなのにそれを微塵も感じさせずおどけて見せたり焦って見せたりする、なんか、そういう……そういう感じ。頭がいい人が描いているんだろうな、と常々感じている。
これからいろんな情報が解禁されると思うので、ゆるゆる追っていけたらなと思う。
改めて篠原先生、アニメ化おめでとうございます。
そのうち舞台化したらウケる。